面接など採用試験を受けていると、どうしても「選ばれる」という発想になってしまう。けれど、逆の立場で見ると、採用は企業がライバル会社よりも優秀な学生、戦力を確保する競争とも言える。つまり、選ぶと同時に企業は選ばれている。学生もまた選ぶ立場と言える。

会社を選ぶ際に大事なのは社風。社風は結局のところ、入社しないとわからない。だが、事前に少しでも知るための努力をしても良いと思う。

現役社員と接する、あるいは本やネットで調べる。そのほかに有効なのは、採用試験で感じるということ。その企業の商品やサービス以外で、直接、会社と接するのが、実は採用試験だ。

採用には社風がはっきりと現れることが多い。


例えば、筆記試験や学歴を極めて重視する会社だと、会社の構造はかなり硬いというか硬直的である可能性が高い。

個人や人の力というよりも、会社の持つシステムで食べていける業種で、誰が入社してもそれなりの人であれば、会社自体への影響は大してないという組織かもしれない。そういう会社に限って、採用ホームページでは「変化」とかを連呼したりもするのだが。

こういう会社が学歴や筆記試験を重視するのは、会社の側からすると理にかなっている。というのも、誰でも大した違いはないのだから、大外れの社員さえ獲らなければよい。そうすると高学歴者に絞るという最も時間とコストをかけない単純な採用で、大当たりの可能性も同時に捨ててはいるものの、大外れの可能性を手っ取り早く減らすことができる。

あるいは面接にかなり長い時間をかける会社では、「人」こそが一番大事な経営資源で、会社の命運を左右すると思っているのは間違いない。ただし、会社が人に依存しているだけに、社員同士の成果の差がはっきりして、社内競争も激しいかもしれない。

人事が無意味に偉そうにしている会社は、取引先や社内でも後輩など弱い立場の人には厳しい社風なのかもしれない。

ただし、気をつけないといけないのは、社風ではなく、接した社員、あるいは人事担当者がたまたま、合いそうな人、あるいは嫌なやつという可能性もあるので、それが会社全体を現しているのか、個別の事情なのかは考えておかなくてはいけない。

社風を感じるよう意識すること。そして、最後は自分自身に肌が合うかどうかという感覚的、直感的な基準が正しかったりもする。




2008.02.27 Wed l 会社を選ぶ l COM(0) TB(0) l top ▲

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